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不動産競売の流れとは?デメリットについても解説します!
皆様の中で所有している不動産の住宅ローンの支払いができなくなったという方もいらっしゃると思います。
そのような状況になった場合、不動産を任意売却するか、競売にかけられることになります。
今回は、不動産競売の一連の流れと、それをする上で考えられるデメリットについて解説します。
□不動産競売の流れとは?
ここでは、実際に所有している不動産が競売にかけられる際の一連の流れについて解説します。
まず、住宅ローンの支払いができなくなり滞納を3ヶ月以上続けてしまうと、借り入れ先の金融機関が裁判所に競売を依頼します。
滞納しているローンを一括で返済させるように裁判所に申請をした後に、裁判所はそれについて審査します。
そして、所有している不動産を強制的に売却するために競売にかけることになり、その通知が住宅の所有者に届くことになります。
次に、その通知がきてから2~5ヶ月後に、ローンを滞納している不動産のあらゆる情報が新聞や裁判所で公開されます。
情報が公開された約3週間後にそれを見た人達による入札が始まります。
その入札が最も高い買主に不動産を購入するための権利が与えられ、様々な諸手続きを踏んだ後に物件の引き渡しが行われるという流れになります。
□不動産競売のデメリットとは?
ここでは、実際に所有している物件が不動産競売にかけられた際に生じるデメリットについて紹介します。
1つ目に、売却額が低くなることです。
任意売却や通常の市場価格に比べると、競売の価格はかなり低く取引されることになります。
そのため、競売で物件が販売できたとしても、住宅ローンの返済ができないケースも考えられます。
2つ目に、物件の所有者の意思が全く聞き入れてもらえないことです。
不動産が競売にかけられた場合、その取引は借り入れ先の金融機関と裁判所のみで行われるので、物件の所有者の意思は全く反映されません。
また、売却額やそのタイミングも知らされることはありません。
3つ目に、今お住まいの物件からの引っ越しの時期が把握できないことです。
競売にかけられた時から買主が決まるまでの期間が分からないので、引っ越しの準備ができません。
買主が決まってから強制退去の命令が来るので、先行きが見えづらい生活を強いられることになります。
4つ目は、所有している物件のあらゆる情報が知られてしまうことです。
物件が競売にかけられるとその物件のあらゆる情報が公開され、不特定多数の人にその情報が知られることになります。
近隣の住民にもそのことが知られてしまう恐れもあり、プライバシーが侵害されることにもなりかねません。
□まとめ
今回は、不動産が競売にかけられる際の一連の流れと、実際に競売にかけられた際に考えられるデメリットについて紹介しました。
もし、物件がうまく競売で売却できたとしても、その後に住宅ローンが即座に完済できるとは限りません。
そのため、競売にかけられる前に任意売却を選択した方が良いでしょう。
当社では不動産の無料査定もしていますので、物件を早めに売却したいという方は、お気軽にご相談ください。