まず、結論から申し上げますと、土地を売却する際の測量が必要かどうかは売却方法によって決まります。
そもそも土地の売却方法には実測売買と公募売買の2種類あります。
前者は、土地を売却する時に測量する方法です。

土地を売却する直前に正確な計測を行うので、購入後に買主と土地の面積に関して揉めるようなことがなくなることがメリットです。
後者は前者とは違い、直前に計測はせずに事前に土地の登記簿謄本に登録されている土地の面積の情報をもとに、買主と土地の売買について契約する方法です。

しかし、記載されている情報が買主の計測した情報と異なっていた場合、トラブルの原因になる可能性があるのがデメリットです。
後者の方法を使えば、土地を売却する際の測量は必須ではないと言えます。

土地の測量にかかる費用を2種類の測量方法別に説明します。
測量の方法には、現況測量と確定測量と呼ばれるものがあります。
前者は、対象となる土地のおおよその面積を調べる時に使用する測量方法です。

この方法では、隣接している土地との境界については計測しないので、あまり正確に計測できません。
そのため、土地を売却する際にはあまりおすすめできない方法です。
費用は100坪以下の面積の場合35万〜45万円が必要です。

後者は、対象となる土地の面積だけでなく、隣の土地との境界を全て計測して、より正確な面積を調べる測量方法です。
この測量方法の場合、100平方メートルほどで官民査定と呼ばれる行政の立ち合いが必要ないケースでは35万〜45万円、必要なケースでは60~80万円ほどの費用がかかります。

土地の面積を正確に計測できるので土地を売買する際にはおすすめの測量方法です。

しかし、費用を節約したいのであれば、前者の測量方法の方が良いでしょう。

今回は、土地を売却する際に面積を計測することは義務ではないことと、実際に測量にかかる費用について紹介しました。
面積を計測する上では様々な条件によってかかる費用が変化し、中には計測をする必要がないケースも考えられます。

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