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中古住宅の狙い目の築年数はどのくらい?選ぶときの注意点についてもご紹介!
中古住宅を選ぶ際、築年数は重要な要素の一つです。
適切な築年数を選ぶことで、快適な住環境を手に入れられます。
そこでこの記事では、中古住宅の狙い目の築年数について詳しく解説し、選ぶ際の注意点をご紹介します。
物件としての新しさと経済的な側面をバランス良く考慮し、中古住宅の狙い目の築年数について探求してみましょう。
□中古住宅の狙い目の築年数は?
中古住宅を選ぶ上での狙い目の築年数は、一般的に25年前後とされています。
これにはいくつかの理由があります。
*価格が落ち着いている
築25年前後になると、中古住宅の価格が安定してきます。
特に戸建て物件は、築10~20年の段階で価格が200万円程度変動しますが、築25年であれば389万円もお得になることがあります。
築30年以降も価格は低下する傾向にありますが、同時に建物の劣化が進行し、リフォーム費用が増加する可能性があるため注意が必要です。
*新耐震基準に対応している
築25年前後の中古住宅は、現行の新耐震基準に適合していることが多いです。
日本の耐震基準は過去に複数回改正されており、特に1981年を境に新旧の耐震基準に大きな差があります。
そのため、築25年前後の物件は、新耐震基準に準拠して建てられたため、耐震性のリスクが低くなるメリットがあるのです。
*リノベ費用を抑えやすい
築25年前後の中古住宅は、比較的良好な状態を保っていることが多いです。
また、外壁・屋根塗装、壁紙の張り替え、フローリングの交換など、多くのメンテナンスが必要なタイミングに近く、リノベーションにかかる費用を効果的に抑えられます。
このような条件が整っているため、購入後のリノベーションにおいても、費用対効果のバランスを取りやすいです。
□中古住宅選びの注意点について
中古住宅を選ぶ際、特に築25年前後の物件に多くの人々が注目しています。
しかしながら、選択に際しては慎重な検討が必要です。
ここからは、築25年前後の中古住宅を選ぶ際に留意すべき要点を詳しくご紹介します。
1.メンテナンス履歴の確認
築25年前後の中古住宅は、初回のリフォーム時期を過ぎています。
そのため、外壁塗装や屋根の修理などの履歴を確認することが重要です。
特に、外壁塗装が前回から15年以上経過している場合、雨漏りのリスクが高まる可能性があります。
メンテナンス履歴のない物件は、ホームインスペクションを検討して、建物の実際の状態を詳しく把握しておくようにしましょう。
2.戸建て物件の注意点
築25年前後の戸建て物件は、ご近所との関係も重要です。
敷地からの物のはみ出しや、管理されていないゴミ置き場などの兆候は、近隣トラブルの可能性を示しているかもしれません。
また、自治会の費用やトラブル事例にも注意を払う必要があります。
3.中古マンションのチェックポイント
中古マンションの場合、管理状況と修繕積立金に注意が必要です。
委託された管理会社の撤退や適切な運営の欠如は、住環境に影響を及ぼす可能性があります。
築25年前後には大規模な修繕が必要なケースも増えるため、修繕積立金の充足状況を確認することも重要です。
これらの要因は、実際の暮らしやランニングコストに大きく影響するので、気をつけましょう。
□まとめ
中古住宅選びにおいて、築年数の選択は慎重に行うべき要素です。
築25年前後の中古住宅は、価格の安定、新耐震基準への適合、リノベーション費用の抑制など、多くのメリットを持っています。
ただし、物件ごとの状態や履歴を詳しく確認することが大切です。
理想の住まいを見つけるために、築年数選びのポイントをしっかりと押さえましょう。