1.お金のこと

購入価格だけでなく、仲介手数料や登記費用などの諸費用も確認しましょう。
また、ローンの金利や返済計画も検討して、将来の負担を考えた選択をすることが大切です。
「物件価格＝総予算ではない」ことを意識して、無理のない購入プランを立てましょう。

2.住戸のこと

間取りや専有面積だけでなく、日当たりや通風も重要です。
快適な生活を送るために、窓の位置や向きを確認しましょう。
また、より具体的な生活イメージをつかむためには、モデルルームや内覧会にも忘れずに足を運んでください。

3.共用部分のこと

マンションの共用部分は、住戸以外の部分のことを指します。
エントランスやオートロック、エレベーターなどの他、バルコニーや窓ガラスも含まれます。
そのため、どんな共用部分があるのか、またどこが共用部分になるのかをきちんと把握しておきましょう。

また、新築マンションは耐震構造や災害時の備えが異なります。
中には、地震や水害などの災害時に備えて、防災備蓄倉庫や浸水対策を準備している物件もあるので、万が一に備えて安心な住まいを選びましょう。

4.立地のこと

周辺の商業施設や交通アクセスを考慮して、将来の生活をイメージしてみましょう。
日常の買い物や通勤通学に便利な立地かどうかを確認し、ライフスタイルに合った場所を選ぶことが大切です。

中古マンションを購入する際には、契約時の重要事項説明書に注意深く目を通すことが不可欠です。
ここでは、その中でも特に確認すべきポイントを解説します。

＊建物に関する事項

・占有面積、構造、権利
登記簿上に記載されている面積と実際の状況を照らし合わせ、権利の問題がないか確認しましょう。

・ペットの飼育可否
ペット飼育を検討している場合、制約や条件を確認し、念願のペット生活が実現できるか確認してください。

・リフォーム制約
床のリフォームや改修に制約がある場合、将来の住まいへのカスタマイズの自由度を検討しましょう。

・駐車・駐輪スペース
駐車場や駐輪場の利用条件やスペースの確保状況を確認し、車や自転車の収容が可能か検討しましょう。

・専用庭やバルコニー
専用庭やバルコニーの使用料や利用制約を確認し、屋外スペースの利用計画を考慮する必要があります。

・洗濯物の規制
洗濯物の干し場所や規制事項について確認し、日常の生活に支障がないか検討します。

・修繕積立金の滞納
売主が滞納している修繕積立金の有無と金額を確認し、将来の負担を予測することが欠かせません。

＊契約解除に関する事項

・瑕疵担保責任と期限
物件の隠れた瑕疵に関する責任と期限を確認し、問題があれば適切な対策を検討することが大切です。

・契約解除規定
契約違反や解除条件を確認し、将来的なトラブルに備えるための知識を把握しておきましょう。

マンションを購入する際と契約する際には、慎重な準備と情報収集が欠かせません。
後悔しないためにも、立地や設備、建物の状態といった様々な要素を確認し、契約書の内容も細かく見ておくことが大切です。
これらのポイントをしっかりと押さえて、安心で快適なマンションライフを始めましょう。