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不動産売却の「オープンハウス」とは?メリットとデメリットについて解説

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不動産売却の「オープンハウス」とは?メリットとデメリットについて解説

一戸建てやマンションを一時的に開放し、いろんなお客さんに内覧してもらう方法があります。
それを「オープンハウス」もしくはオープンルームといいますが、居住中の家を内覧してもらうため、一般的な売却方法よりも買い手が見つかりやすいといわれています。
そこで本記事では、一体どのような方法でおこなうのか、メリット・デメリットをご紹介しています。
家を売りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

不動産売却の際に知っておきたい!オープンハウスとは

不動産売却の際に知っておきたい!オープンハウスとは

不動産を売却する方法のひとつに「オープンハウス」があります。
オープンハウスとは一戸建てやマンションを開放し自由に内覧できる状態にすることを言い、なかなか家が売れないときに役立ちます。
ここでは、オープンハウスの特徴について説明いたします。

 

自由に内覧できる

オープンハウスとは、冒頭でも述べたように不動産の売却活動のひとつです。
不動産会社の提案によって実施されます。
そのため、居住者が勝手に実施することはできません。
あくまで不動産会社の担当者と一緒に丸一日家を開放し、お客さんに内覧してもらいます。
オープンハウスを実施している間は、自由に内覧できるため、予約も不要です。
一般的に土日祝を利用する方が多いですが、早く売却したい方は平日でも利用できます。
ちなみに、マンションの場合はオープンルームとも呼ばれています。

 

一日家を開放する

オープンハウスは丸一日家を開放しているため、基本的に無人で実施することはできません。
そのため、実施中は不動産会社の担当者が待機しています。
せっかく来てくれたお客さんが「誰もいない」といった事態を防ぐだけでなく、防犯にも繋がるでしょう。
また実施前には、チラシや不動産会社のホームページなどで告知が必要です。

 

オープンハウスの準備

家具が置かれた状態で実施しますから、必ず家の中は綺麗にしておきましょう。
なるべく汚れた箇所がないように、住みたくなるような家づくりを目指して一時的に家具を見やすい位置に移動するのもポイントです。
とくに目に入りやすい水回りは念入りに掃除をし、お客さんに不快感を持たれないように注意してください。
汚れがひどい場合は、ハウスクリーニングを利用してもOKです。
また、日時も重要になります。
人が集まりやすい土日祝を狙うのはもちろんのこと、天気が良い日も効果的でしょう。
天気を完全に予測するのは難しいですが、実施する10日前くらいから予報を確認し日時を決めるようにすると安心です。

不動産売却の際に知っておきたい!オープンハウス実施のメリット

不動産売却の際に知っておきたい!オープンハウス実施のメリット

オープンハウスは、不動産を売却する際にさまざまなメリットがあります。
とくに早く家を売りたい方には、役に立つことでしょう。
ここでは、どのようなメリットがあるのかご紹介します。

 

成約率が上がる

家を買うときに、多くの方は内覧をおこないます。
とくに中古物件は劣化具合や価格に見合った物件かどうかしっかり確認しておく必要があるため、オープンハウスのように居住中の家を内覧できるのは買い手にとっても助かります。
そのため、退去後の家を内覧するよりも、オープンハウスのほうが成約率が高いでしょう。
早期で購入してもらいやすいのも大きなメリットです。

 

希望価格で売却できる

退去後の家は、いつお客さんから問い合わせがあるか分かりません。
人気の物件であればすぐに売れますが、それ以外はいつまでも売れ残った状態です。
そうなると、必然的に値下げをすることになります。
しかしオープンハウスなら、実施をするとお客さんが来てくれるので希望価格で売却しやすいでしょう。
内覧のときに契約することもできますから、先ほども述べたように早期売却も夢ではありません。

 

たくさんの人に見てもらえる

予約なしで自由に内覧できますから、当然たくさんの人に見てもらえます。
近所の人はもちろんのこと、チラシや不動産会社のホームページを見て来訪することも可能です。
内覧した方が必ずしも購入してくれるわけではありませんが、通常の売却活動よりも買い手は見つかりやすいでしょう。
実際、たまたま立ち寄ってくれた方が購入してくれたケースもあります。

 

マイナス点もわかる

退去した家は、ハウスクリーニングが入った後なので綺麗な状態です。
そのため、住んでみてデメリットが見つかるケースが少なくありません。
しかしオープンハウスは居住中の家を内覧するわけですから、マイナス点も見えてきやすくなります。
とくに中古物件は、経年劣化でガタがきている箇所もしっかり確認できるので、どこを修繕したら良いかすぐに分かります。

不動産売却の際に知っておきたい!オープンハウス実施のデメリット

不動産売却の際に知っておきたい!オープンハウス実施のデメリット

一方で、オープンハウスにはデメリットもあります。
良いところばかりではないということも、しっかり理解したうえで実施するようにしてください。
ここでは、どんな点がデメリットになるのかご紹介します。

 

近所に売却が知られる

気にしていない方なら良いですが、なるべく家を売ることを近所に知られたくない方にとっては、当然知られるためデメリットになってしまいます。
多くの方に来てもらうために玄関前には堂々と「オープンハウス開催中」というような看板が出ており、チラシでも告知されるため、内緒で実施するのは絶対に不可能です。
むしろ、知られないように実施してしまうと誰にも内覧してもらえません。
それが嫌な方は実施できないでしょう。

 

隅々まで見られる

居住中の家を見られるわけですから、隅々までチェックされるのは仕方がありません。
また実施中は滞在できないので、見学者への説明のために残る場合を除き、全員家を空けることになります。

 

不動産会社はオープンハウスに消極的

不動産会社にとって、オープンハウスはあまり好ましい売却方法ではありません。
そのため、ほとんどのところが消極的です。
というのも、実施するには費用はすべて不動産会社が負担することになるからです。
集客を見込んだ広告宣伝費をはじめ、担当者の人件費など、意外とお金がかかります。
費用をかけてすぐに購入者が見つかれば良いですが、絶対に売れるという保証はないため、どうしても避けたい会社が多いのでしょう。
ですから、実施する前にまずは対応してくれる不動産会社を探さなければいけません。

 

成功させるためには?

退去した家よりも集客力は高く、早期売却も見込めますが、それでも必ずしも売れるという保証がないのは大きなデメリットです。
では、成功させるためにはどうしたら良いのでしょうか?
ポイントは3つあります。
1つ目は、気軽に入りやすいように工夫することです。
最初の印象は玄関ですから、外から見て雰囲気が良く見えるようにしておきましょう。
たとえば、内覧しているお客さんがいるようによそ行きの靴を置いておくのもポイントです。
2つ目は、ファミリー物件を売却する場合の説明係は奥さんにお願いすることです。
というのも、女性のほうがお客さんも質問しやすいからです。
旦那さんは補足する程度がベストでしょう。
3つ目は、BGMを流すことです。
無音だと気まずい雰囲気になりやすいので、BGMは効果があります。
お客さんが入りやすいというメリットもあるので、ぜひ試してみてください。
これら3つは当日でも取り入れられます。
実施することだけしか考えていなかった方でも安心でしょう。

まとめ

まとめ

なかなか買い手が見つからない不動産は、オープンハウスを実施することで契約してもらいやすくなります。
その代わり、実施するうえでいくつかのデメリットもありますので、そこも十分理解してから実行するようにしましょう。
当日できることは、ぜひ取り入れてみてください。