結論から申し上げますと、マンションに買ってはいけない階は存在しません。
ただ、それぞれの階に向いている人とそうでない人がいるため、「それぞれの階の特徴」を把握しておくことが大切です。

＊低層階・中層階の特徴

ご自宅の玄関までの距離が近いという特徴があります。
そのため、帰宅時に重い荷物を抱えている場合でも、そこまで負担を感じずに玄関まで到着できます。
ただし、防犯面では注意すべき点があります。
具体的には、外からの視線を感じやすかったり、空き巣や不審者が侵入しやすかったりする場合もあるため、防犯性を高める対策をうつことは大切です。

＊高層階の特徴

高層階は、低層階・中層階とは違って、窓から侵入されることや外からの視線が気になることはあまりありません。
また、高層階の最も大きな特徴といえば、なんといっても「景観の良さ」を味わえることでしょう。
ただし、エレベーターが混雑してしまう時間帯があることには注意が必要です。

上記で、低層階・中層階、高層階の特徴についてご紹介しましたが、ここからは、それぞれの階が向いている人について解説します。

まずは、低層階・中層階に向いている人について解説します。
低層階・中層階には、費用を抑えたい方や、通勤時間を少しでも短縮したい方がおすすめです。
高層階は非常に人気が高いため、低層階・中層階の方が費用は比較的抑えられる傾向にあります。
そのため、少しでも費用を抑えて他のことにお金を使いたいという方には、低層階・中層階の方がおすすめです。

次に、高層階に向いている人について解説します。
日当りの良さや静かな環境を保持したいと考えられている方には、高層階がおすすめです。
また、高層階は非常に高い人気を集めているため、将来において売却しやすいというメリットもあります。
そのため、売却も視野に入れられている方には、高層階がおすすめです。

今回は、マンションに買ってはいけない階があるのかどうかについて解説しました。
結論としては、マンションに買ってはいけない階は存在せず、それぞれの階の特徴を押さえたうえで、ご自身の理想に合った階を選択することが大切です。