不動産売却で多いトラブルとしては、以下の2つが挙げられます。

＊仲介手数料の金額に関するトラブル

不動産売却で気をつけなければならないのが仲介手数料の金額に関するトラブルです。
中には、悪質な不動産会社が法外な金額の仲介手数料を請求してくる場合もあり、法律で決められている上限額以上を求められた場合は注意が必要です。

また、仲介手数料は売買契約が成立した際、または、売買契約時と決済・引き渡し時にわけて支払うことが一般的なため、それ以前に支払いを求められた場合は支払う義務はありません。

仲介手数料に関するトラブルの対処法としては、仲介手数料の計算方法と金額を必ず契約書に記載してもらいましょう。
また、仲介手数料以外の費用についても確認し、もし発生する場合は契約書に記載し明確にしておきましょう。

＊物件に関するトラブル

物件に関するトラブルとしては、隠れた瑕疵に注意しましょう。
不動産を購入した際に、買主が発見不可能な欠陥である瑕疵を隠れた瑕疵といいます。

例えば、雨漏りやシロアリ被害、付帯設備の故障などが挙げられます。
売主の責任として、故意、過失がなくても、不動産の瑕疵は「契約不適合責任」として、責任が発生してしまいます。
 

先程、物件に関するトラブルについて解説しましたが、売買が不利になると知っているのに、そのことを黙っていた場合は、後々トラブルにつながりかねません。
場合によっては、売買前に契約が破談になったり、損害賠償請求が求められたりといった大変な事態になりかねません。

トラブルを回避するために、売主があらかじめできる対策として、隠れた瑕疵をしっかりと確認することが挙げられます。
売主は以下の対策を実践してみましょう。

・売買契約前に買主に対して、建物の状況を細かく伝える
・ホームインスペクション(住宅診断)を実施する
・既存住宅売買の瑕疵保険に加入する

事前に、トラブル事例と対策を知っておくことで、トラブルを回避できます。
売却活動をスタートさせる前に、不安要素を解消しておくことで、理想的な状態で売却を成功させられるでしょう。

当社は不動産についての知識と経験があります。
不動産関連でお悩みの方は、当社までご相談ください。