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道路に面していない土地の売却は困難?売却する方法はないのか
他の土地に囲まれていたり、奥まっていたりするといった道路に面していない土地は、新たに建物を建てられない再建築不可物件のため、売却が難しいとされています。
この記事では、道路に面していない土地の売却が困難な理由と道路に面していない土地をなるべく高く売却する方法についてご紹介します。
再建築不可物件をお持ちで、売却についてお考えの方はぜひご一読ください。
□道路に面していない土地は売却困難?
緊急時に円滑に避難できるよう、住宅の周囲に十分な道路幅員を確保し、消防車・救急車などの緊急車両が通行できるようにすることが建築基準法で接道義務が定められている目的です。
そのため、「道路に面していない土地」、いわゆる接道義務を果たしていない土地には建物を建てられず、「建築不可物件」と呼ばれます。
建物がすでに建てられている場合はそのまま使用できますが、増改築・リフォームには制限があるため、建物を取り壊しての建て替えはできません。
万が一、地震で建物が倒壊しても、建築不可物件の場合は再建築不可とされています。
再建築不可物件は、建物を新たに建てられず、建物付きで買っても増改築・リフォームができないため、非常に売れにくく、売れたとしても相場の3割から7割の売却価格になってしまいます。
また、土地の価格が低いため担保価値も低く、住宅ローンを組むことはほとんど不可能です。
住宅ローンが使えない場合は現金一括購入か高金利のノンバンク系ローンを利用するしかなく、買い手も限られてしまいます。
□道路に面していない土地を売却するには?
道路に面していない土地は再建築不可のため、売却が難しいといわれていますが、絶対に高く売却できないというわけではありません。
以下のポイントを押さえることによって、高く売却できる可能性があります。
・隣地所有者に売却する
・再建築可能になるよう対策して売却する
・専門の不動産買取会社に売却する
再建築可能にする方法としては、隣地から土地を買い取ったり、建築工事のときのみ隣地を借りて接道義務を満たしたり、自分の土地を道路にするセットバックを行ったりする方法があります。
また、再建築不可物件を更地にしてしまうと、固定資産税が上がり、更地にしたとしても土地の活用が難しくて売れない場合もあるため、注意しましょう。
□まとめ
道路に面していない土地は、接道義務を果たしておらず、再構築不可であるため、需要が下がり、価格も低くなってしまいます。
しかし、隣地所有者に売却したり、再建築可能になるよう対策して売却したりすることで、少しでも高く売却できる可能性があります。
不動産や土地に関してお悩みであれば、当社までお気軽にご相談ください。